Q.15 子供がタバコを飲み込んだときにはどうしたらよいでしょうか?
A.15 事故が起こらないようにすることが大切です。
子供の誤飲の事故の中で最も多いのがタバコの誤飲です。日本中毒情報センターによれば生後5〜6ヶ月からみられ8ヶ月児が最も多いとのことです、紙巻きタバコの乳幼児の致死量はタバコの種類、子供の体重によって違いますが1/2〜1本です、ニコチンは水に溶けて始めて体に吸収されますが、胃液の中では吸収が遅く、15分で3%程度(1時間で12%)しか吸収されませんし、先に飲んだ分の解毒が始まり、またある程度の量が吸収されますとニコチンの作用で吐いてしまいますので、重症になることはまずありません、しかし、タバコを水に浸して溶けだした液を飲んだ場合は吸収が早く重症化することがあります。
最も多い中毒症状は吐き気、嘔吐で10〜60以内に見られます、5〜6時間して何もなければ心配は要りません。
対処法
誤飲が起こったとき、飲んだ量がわからないことが殆どです、多少に関わらず、気付いたら直ちに吐かせ、口の中をきれいにして下さい、

注意
1.タバコを食べた場合:水や牛乳は先に述べたようにニコチンを吸収し易くしますので飲ませてはいけません、

2.タバコが浸っていた溶液を飲んだ場合:胃の中の溶液を薄めるのと洗う目的で、水、お茶、牛乳などを飲ませてから吐かせて下さい。

誤飲の量が少ない場合(タバコにして2cm以下)には、吐かせるだけで十分ですが、量不明または大量に食べたとき、ニコチンの溶液を飲んだ時には上記の方法でまず吐かせ、入院設備のある病院への受診が必要となります。摂取量が多くて、重症化する事も希にはありますが、最近、少なくとも日本での死亡例はありません。
タバコに限らず、危険なものは絶対に子供の手の届かないところにおいて下さい。
処置に関心を持って頂くのも良いことですが、乳幼児の事故をいかに未然に防ぐかの方がより大切です、乳児は勿論、小学校の低学年位までは、親の考えつくこと付かないこと、なんでもやります、突然に、瞬間的にです、防ぎ得ることは出来る限り防いであげましょう。
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参照、医療情報