Q.31 5才の子供ですが毎年、保育園の蟯虫検査で引っかかります、そのたびに病院で薬をもらっていますが、予防法はないものでしょうか?
A.31 残念ながら日常生活では100%確実な予防法はありませんが、感染の危険を減らすことは可能です。
蟯虫症は蟯虫の卵が口から入ることによっておこります、多くの場合、集団生活で感染することが多い病気です。生活形態の差で小学生、幼稚園児に比べると保育園児の感染は2倍以上多いと言われています、また保育園児のいる家庭はいない家庭の2倍以上、大人も含めて家族感染があるとも言われています。
絵本、玩具、遊具、絨毯、カーペット、床、ドアの取っ手、ビニールプールなどなどには蟯虫卵が付いていて、そうしたところをさわった手でものを食べたり、指シャブリ、おもちゃシャブリなどによって感染します。
実際の日常生活では完璧な管理は不可能ですから、感染の危険を0にすることは出来ません。こうした事情から、予防は出来る限り感染の機会を減らすことが重要になります、以下に家庭で出来ること柄を列挙しておきますが、それによりかなりの割合で感染の危険を減らすことが出来ます。

1.洗濯物、布団などの日光干し、床、絨毯、玩具、歯ブラシなどの掃除、洗浄と日光干しをこまめにすること、赤ちゃんの『おしゃぶり』も同様の扱いにする。

2.食器類は洗剤を使用し、よく洗い流す。

3.爪はいつもきれいに切っておく。

4.飲み食いの前には手のひらだけではなく指の先、指の間、手の甲も石鹸で十分洗い流す。

5.指シャブリは回数を減らす努力をして下さい(指シャブリについては他の項で述べる予定ですが、言葉で注意せず、気が付いたときに口に入っている指をそっとはずしてやったり、ほかのものに注意を向けさせるなどです)。

これらの対処法は当然、家族全体を対象にしなくてはいけません。

尚、本来の予防は個々の家庭ばかりではなく、集団(保育園、幼稚園など)単位の予防が必要だと言えます。
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