Q.59 インフルエンザワクチンの接種回数が1回の人と2回の人がいますが、本当は何回接種するものなのでしょうか?
A.59 しっかりしたデーターは有りませんが、年齢によって違います。
成人は、発病したか否かは別にして、過去に複数のインフルエンザに感染していることやワクチン接種も複数回受けていることが多く、この場合には体の中で起こる特殊効果により1回の接種でも十分効果を期待できます。
子供の場合も年齢が高くなるほど、集団生活の期間が長いほど成人の場合と同じ理屈で上記の特殊効果によって、1回接種でも十分免疫が得られる率が高くなります。
この効果は不幸にしてインフルエンザにかかってしまった場合にもワクチンを接種した場合と同様に強い免疫を作ります、このように年長児では成人に近い状態であると考えられ、その場合は1回接種でも良い理屈ですが、年齢が低くなるほどインフルエンザの感染を受けるている回数も少なく、それまでのワクチンの接種回数も少ないわけですから、この効果は期待しにくくなり2回接種の必要性が高くなるわけです。
日本では現在、13才以上は1回接種でも良いと言うことになっていますが、アメリカでは6ヶ月−8歳が2回接種、9歳以上が1回の接種と言う方法が取られています。 いずれにしても年齢にこだわらず、ワクチンの接種歴、生活歴を考慮して接種回数を決めるのが合理的であると思います。
尚、インフルエンザワクチンが他のワクチンと比べて特に副反応が強かったり、頻度が高いというわけではありませんし、また上記の理由もあり、『流行しているインフルエンザの型に合わないワクチンは意味がない..?』とか『接種回数は何回にするか?』とか『ワクチン自体の効果に疑問がある..?』などと言うことで悩むより、毎年接種することを忘れない努力をすることの方がより大きな意味があると言うことを申し添えておきます。
目次へ戻る】【検索へ戻る