Q.61 赤ちゃんは何ヶ月になったら飛行機に乗せてもいいでしょうか?
A.61 飛行機に限らず乳児の旅行は疲れないようにすることが大切です。
飛行機に乗ること自体は生後2週間を過ぎれば、ほぼ問題はありません。
問題があるとすれば成人と同様に、
1.飛行中、気圧の変化によって一時的な耳痛が来ることがある
2.気圧の変化により、後で中耳炎を起こす可能性がある
3.急激な気圧の変化により、稀に鼓膜が破れることがある
などでしょう。
乳児が飛行中に激しく泣くときは耳痛があると思われます、耳痛の予防、軽減、解消には離着陸の時に『おしゃぶり』をしゃぶらせたり、離着陸の際は気圧の関係で吐きやすい傾向がありますので水平飛行に移ってから授乳や哺乳瓶からの水分補給を行うのも良いでしょう(機内は乾燥しますので脱水傾向の補正の意味でも水分は十分にあげましょう)。
中耳炎は、成人より、乳児の方がなりにくいと言われています、但し、降りてからもグズリが続くときや不安のあるときには耳鼻科を受診しましょう。
鼓膜が破れることは、たいへん稀であり、成人と比べて特に起こりやすいと言うこともありません。
また、あらかじめ航空会社に乳児連れである旨の電話を入れていただければ、ほとんどの会社が親子共に快適な旅行が出来るように相談にのり、配慮をしてくれます。
このように乳児が飛行機に乗ること自体には、あまり大きな問題はありません。
それよりも家族旅行を考えるとき、本当にその旅行が乳児に掛ける負担と比べて必要なものかどうか(例えば、6ヶ月の乳児を混んだ道を長時間ドライブさせ、行った先で人混みをつれ回すことが本当にその子にとって意味のあることかどうか、そうまでして得られる喜びはその月齢の乳児が家庭内や近所の公園では絶対に味うことが出来ないものかどうか、また、乳児がその違いを理解しているものなのか、などなどを考えてみて下さい)、また、肉体的、精神的に最も疲れさせないような旅行にするには、どのような方法と環境の整備をする必要があるのか(例えば、移動で肉体的に疲れ、精神的に緊張した後、大勢の余り馴れていない大人との対面を設定したり、車の旅行ではついでにちょっと寄り道をなどと言うことは乳児に負担を掛けます)などを考えることの方が、乳児にとって遙かに重要なことなのです。
親が乳児を楽しませるため、などという理由づけをして長時間の旅行や人混みへの行楽を考えるのは、一定の時間だけではあるにしても虐待や拷問と同じ意味を持つと言う考え方があることも申し添えておきます。
乳児の旅行は、やむを得ない場合を除き、首が十分にすわってから体調の良いときに、無理のない予定の旅行から徐々に始めるのが理想的だと思います。

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