Q.82 インフルエンザの隔離期間はどのくらいでしょうか?
A.82 今のところ学校保健安全法が基準になっています。

インフルエンザウイルスに罹った場合、症状が出てから3〜7日間(年長者で5日間前後、乳幼児では7日間前後)はウイルスを出すと言われています。
その間、身体の外に出てくるウイルス量は経過とともに減少しますが、感染力は持っています。
また、インフルエンザの飲み薬によって発熱期間は通常1〜2日間短縮され、ウイルス排泄量も減少しますが、解熱(熱が下がること)後の感染力が短縮されるかどうかは十分には判っていません。
隔離期間はこどもの場合、現在の学校保健安全法では、学童は発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日経過するまで幼稚園児は発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後3日経過するまでをインフルエンザによる出席停止期間としています、しかし、厚生労働省のホームページでは「インフルエンザ発症前と発症してから3〜7日間はウイルスを排出するといわれています。そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。」とあります。
また、キチッと抗インフルエンザ薬を使用した場合でも、発症から1週間目で約40%に弱いながら感染力があるという研究や感染者の感染力が100%なくなるには2週間以上かかるという報告もあります。
インフルエンザの合併症として肺炎、髄膜炎、脳炎、脳症、心筋炎などの重い病気になることもあり、早い隔離の解除がインフルエンザウイルスをばらまく危険を持つのですから、隔離の解除は急ぐべきではないと思います。
また、インフルエンザに罹ると見かけはともかく、体力の低下があり、他の感染を受けやすい状態にありますので、その意味からも集団生活への早めの復帰は自分のため、人のためにも考えものです。
(強毒性の鳥インフルエンザ流行が目前に迫っていると言われる昨今、 社会人に対する決まりはなく、一般に症状が軽くなった時を治ったものとして通常生活をしているという現状や子ども達を少しでも早く集団生活に出そうとする風潮はいかがなものでしょうか?
致死率の高いインフルエンザが流行った時に【想定外】と言ってあわてることのないように個々の考え方や社会のシステムを準備しておく必要があるのではないでしょうか?)

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